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TOEICのスコアは就職活動に影響する?目安の点数や具体的なメリットも紹介!

2024/02/02

TOEICの概要

 

 
英語力を測る民間の資格と言えば、有名なのがTOEICです。
 
TOEICというワードはよく聞きますが、どのような試験なのでしょうか。
 
「TOEICを受けた方がいいって聞くけど、何のメリットがあるの?」「ハイスコアを取るためにはどんな勉強をすればいいの?」と迷っている人のために、この記事ではTOEICのおおまかな概要や就職への影響、おすすめの勉強方法などについて解説をします。
 

TOEICとは?

 
TOEICとは、Test Of English for International Communicationの略で、日本語で言えば「国際的なコミュニケーションのための英語資格試験」となります。
 
日本だけでなく世界で受験されており、年間に150〜200万人の受験者がいます。
 
TOEICには以下の5種類の資格試験があります。
 
・TOEIC Listening & Reading Test
・TOEIC Speaking & Writing Test
・TOEIC Speaking Test
・TOEIC Bridge Listening & Reading Test
・TOEIC Bridge Speaking & Writing Test
 
おおまかに言えばTOEIC Bridge TestはTOEIC Testまでの準備段階で英語力を試すために使われており、TOEIC Testは就職や英語力の証明のために利用されています。
 
Reading, Listening, Speaking, Writingの4技能のうち、2技能ずつの試験に分かれており、4技能全てを測定したい場合には2つの試験を受験する必要があります。
 
この5つの試験の中でも一般的にはTOEIC Reading & Listening Testが最も多く受験されているため、この記事ではTOEIC Reading & Listening Testに絞って説明をさせていただきます。
 
TOEIC Reading & Listening Testは990点満点で、その名の通りリーディングとリスニングのテストで構成されています。
 
リーディング100問、リスニング100問の合計200問あり、「TOEICはスピード勝負」とも言われています。
 

TOEICは就職活動に影響する?

 
TOEICは就職活動に影響するのでしょうか。
 
現在、多くの企業が採用条件にTOEICのスコアを明記したり、TOEICのハイスコア取得者を優遇したりしています。
 
昇進に利用する企業も多く、基準を超えたスコアを取得した場合には手当が受けられる場合もあります。
 
TOEICのハイスコアを保持しているということは高い英語力の証明になるだけでなく、学生時代にしっかりと勉強をしてきたことの証明になります。そのため、さまざまな意味で企業に好印象を与えることが可能です。
 
実際に多くの企業がTOEICを重要視しているところを見ると、TOEICは就職活動に大きく影響すると言えるでしょう。
 

就職で求められるTOEICのスコア目安

 

 
TOEICが就職活動に影響することがわかりましたが、どのくらいの目安のスコアを取得すれば良いのでしょうか。
 
ここからは、就職で求められるTOEICのスコア目安について解説をします。
 
必要なスコアの目安を知ることで、自分の目標を設定する際に役立ちます。将来就きたい職業などを思い浮かべながら、自分の必要なスコアの目安について理解していきましょう。
 

600点

 
TOEIC600点は、全受験者のおよそ平均のスコアです。
 
そのため、多くの企業はTOEIC600点を「最低限取得しておいて欲しいレベル」の目安とみなしているため、英語を使った仕事に就く予定のない方にもぜひ取得しておいて欲しいスコアだと言えます。
 
TOEIC600点は正答率約6割で取得可能で、200問中のおよそ120問に正答する必要があります。
 
高校卒業レベルの英語力で十分取得可能ではありますが、TOEICの形式や問題の特徴を理解していなければ初受験でTOEIC600点をクリアするのは難しいかもしれません。
 
そのため「大学受験で英語はある程度得意だった」という人も、確実に600点を取得するためにはしっかりと対策を行うことが重要でしょう。
 

730点

 
TOEIC730点は、企業に英語力をアピールすることのできるスコアの目安です。
 
日本の企業でも英語を使う部署・職種ではTOEIC730点以上を基準としていたり、TOEIC730点以上の人を積極的に採用しています。
 
TOEIC730点を取得するためには、全体の正答率を75%以上とする必要があります。
 
リスニングとスピーキング両方でハイスコアが取れるようにすることが重要ですので、どちらかに偏ることのないようコツコツと準備を行いましょう。
 

860点

 
TOEIC860点は、ネイティブレベルの十分なコミュニケーションができるレベルとみなされており、非常に高い英語力を持っていることの証明となります。
 
外資系企業や国際機関で働きたいと思っている人にはぜひ取得していただきたいスコアです。
 
TOEIC860点を取得するためには、まず全ての問題を時間内に解き終わるよう速読力を身につける必要があります。さらに、問題中に出てくる英単語はほぼ全て理解できるところまで語彙力を固めることをおすすめします。
 
TOEIC860点に必要な正答率は9割程度が目安。多少のケアレスミスがあっても良いよう、ほぼ満点を目指しながら勉強を進めていくと良いでしょう。
 
また、日常で英語を使う機会を増やすことも重要です。YouTubedで英語のチャンネルを見たり、オンライン英会話などを活用するのも一つの手です。
 

900点

 
TOEIC900点は、ビジネスパーソンとして国際的に活躍することができる英語力を持っているとみなされるスコアの目安です。
 
外資系企業や海外とのやり取りの多い日系企業でもかなり評価されるスコアです。
 
そのため「英語を仕事でも積極的に使っていきたい」「就活では英語を武器にして成功したい」と思っている人はTOEIC900点を目指しましょう。
 
TOEIC900点を取得するためには、200問のうち間違えを15問未満に抑える勉強をしていく必要があります。
 
「わからない問題はほぼない」というところまで仕上げてはじめて取得可能なスコアだと言えるでしょう。
 
2時間集中力を持たせ続けられるよう訓練することも重要です。模擬試験を使って繰り返し勉強し、時間配分を身につけておきましょう。
 

TOEICが就職活動に与えるメリット

 

 
TOEICは就職活動でおおいに役立つことがわかりました。では、TOEICは就職活動にどのようなメリットを与えるのでしょうか。
 
3つに絞って解説していきます。
 

英語力を測る目安になる

 
TOEICを利用して就職活動を進めることで、志願者の英語力を測る目安となります。
 
「英語が得意」というのは主観的なもの。しかし、英語資格であるTOEICや英検の級・スコアは客観的なものであるため、他の志願者と比較することができるのがメリットです。
 
もちろん、TOEICのスコアとスピーキングスキルやコミュニケーションスキルは必ずしも比例しません。
 
しかし、ある程度の英語力の目安になるという点ではTOEICは就職活動に役立つと言えるでしょう
 

外資系企業の就職に有利

 
TOEICのスコアを保持していると、外資系企業の就職に有利になります。
 
外資系の企業では、ミーティングやクライアントとのやり取り(メールや電話を含む)において英語を使います。
 
そのため、TOEICでも高得点を取得している人を積極的に採用します。
 
自由な社風の外資系企業で働きたいと考えている人は、TOEICハイスコアの取得が必須だと言えるでしょう。
 
外資系企業を目指している人は、TOEICスコアで足切りされてしまうことのないよう今のうちに勉強を行っておきましょう。
 

人材育成のコストが削減できる

 
TOEICを就職活動に取り入れることにより、企業側にもメリットがあります。
 
グローバル化が進む中、業務を遂行するために英語を使うことはしばしばあります。しかし、英語のできる社員が元々会社内にいない場合には英語力をアップさせるためのトレーニングを行うなど人材育成にコストをかける必要があります。
 
実際に多くの会社ではオンライン英会話の受講を義務付けたり、会社に講師を呼んでレッスンをしてもらったりしています。
 
英語力を持った人材を育成するためにはかなりのコストがかかりますが、TOEICのハイスコアを持った人材を採用してしまえばこのコストは削減されます。
 
そのため、企業は入ってから人材を育てるのではなく、元々高いTOEICスコアを持っている人を採用します。企業にとって「ぜひ欲しい」と思われる人材になるためにも、TOEICスコアは重要です。
 

就職活動にTOEICが有利な理由

 

 
TOEICは就職活動に有利であることが分かりましたが、具体的になぜ有利になるのでしょうか。
 
詳しく解説していきます。
 

スコア形式で英語レベルがすぐに分かる

 
TOEICはスコアで英語力が示されているため、一目でその人の英語のレベルがわかります。
 
「TOEIC600」「TOEIC900」などと言えばすぐにレベルがわかるため、高いスコアを持っていれば企業の人事の人にも英語力をアピールすることが可能です。
 
知名度がそれほど高くない英語資格を取得してしまうと「わかる人にはわかるけれど一般的にはあまり英語力の高さを理解してもらえない」ということもあるため、その点で知名度の高いTOEICは非常におすすめだと言えるでしょう。
 

認知度が高い

 
前項でもすでに触れましたが、TOEICは認知度がかなり高いため企業の人事の人にも英語力の高さを認めてもらえる可能性が高いです。
 
さらに、世界的に受験されている資格のため、日系企業以外を志望している人にも役に立ちます。
 
日本でも世界でも通用する資格はTOEIC以外にそれほど多くないため、TOEICの認知度の高さは就職活動に非常に有利だと言えるでしょう。
 

グローバルに活躍が期待できる

 
TOEICでハイスコアを持っている人は、グローバルに活躍することが期待できます。
 
そのため、グローバル志向の企業や外資系企業で支持してもらえる可能性が高まるでしょう。
 
海外出張や海外駐在を目指している人も、TOEICのハイスコアを武器にして就職活動をすることで目標を叶えることができるのではないでしょうか。
 

就職に役立つTOEICの勉強法

 

 
では、TOEICを就職に役立てるためにはどのように勉強をしていけば良いのでしょうか。
 
スコア別におすすめのTOEIC勉強法を紹介していきます。
 
自分の目標とするTOEICスコアと照らし合わせて見てみてください。
 

600点以上を目指す場合

 
TOEIC600点以上を目指す場合にはリーディングと英文法に力を入れて対策するのがおすすめです。具体的に解説していきます。
 

リーディング

 
TOEIC600点を目指す場合には、まずはリーディングでできるだけ多くの問題を解くことができるよう速読力を上げていきましょう。
 
TOEIC600点を目指す多くの人は、時間内にリーディングの問題を解き終わっていないのではないでしょうか。時間内に解ける問題が増えると比例してスコアも伸びていくため、解くスピードを上げましょう。
 
速読力を上げるためには、多読と精読を繰り返すのがおすすめです。
 

英文法

 
TOEIC600点を目指す人は、基礎的な英文法の知識を身につけましょう。
 
Part 5とPart 6では英文法の知識が問われる問題が出題されます。ここで確実に点を取っておくことがハイスコアの秘訣。
 
とは言ってもTOEICではそれほど難易度の高い文法問題は出題されないため、中学〜高校程度の英文法を一度復習してみましょう。
 

730点以上を目指す場合

 
730点以上を目指す場合にはビジネス英語の学習を取り入れることをおすすめします。具体的に説明します。
 

ビジネス英語

 
TOEICにはビジネスシーンを想定した問題が出題されます。日常会話とは使う語彙や表現が異なるため、対策が必要です。
 
TOEIC対策用の単語帳でビジネス用語を学習したり、オンライン英会話でビジネス英会話の学習を行うのも良いでしょう。
 
ビジネスに特化した学習を行うことで、短期間でも大きくスコアを伸ばすことができます。
 

860点以上を目指す場合

 
860点以上を目指す場合には、リスニング力を伸ばすためのシャドーイングや英単語を完璧にすることを意識して学習しましょう。
 
それぞれ紹介していきます。
 

シャドーイング

 
シャドーイングは、リスニング力アップに非常に効果的です。
 
シャドーイングの具体的な方法としては、音源を利用して流れてくる英文よりも少し遅れて発音する練習をします。最終的にはスクリプトを見なくても音読ができるようになることを目標にしましょう。
 
一つの英文に対し、30回を目安にシャドーイングを行うとかなり力がついてきます。シャドーイングの勉強は毎日コツコツ行うことが重要です。
 

英単語

 
860点以上を目指す人はすでにある程度の英単語力があると思いますが、もう一度抜けがないかどうか確認をしましょう。
 
860点を取得するためには、問題中に出てくるほぼ全ての英単語の意味がわかるようになっておく必要があります。少しでも抜け漏れがないよう、TOEIC用の単語帳を使って勉強しておきましょう。
 

900点以上を目指す場合

 
900点以上を目指す場合には、とにかく問題に慣れるよう数をこなしましょう。そのために、模擬試験やTOEIC問題集を利用するのがおすすめです。
 
それぞれ詳しく見ていきましょう。
 

模擬試験

 
TOEIC900点をめざす人は、模擬試験を購入して取り組みましょう。
 
模擬試験は実際と同じ問題数が収録されていますが、ハイスコアを目指す人は実際よりも少し短い制限時間で取り組むことをおすすめします。
 
実際よりも短い時間で取り組むことで、本番も見直しの時間を確保することができケアレスミスをなくすことにつながります。
 

TOEIC問題集

 
TOEIC900点を目指すならば、TOEIC問題数は何冊か終わらせておきましょう。
 
たくさんの問題に触れることで、たくさんの問題パターンに出会えます。「こんな問題見たことない」というものが出題されてしまうと解き方がわからずパニックになってしまいます。
 
あらゆる問題に慣れておくことで本番もリラックスして落ち着いた気持ちで受けられます。
 

TOEIC以外で就職に有利な英語の資格

 

 
TOEIC以外にも就職に有利な英語の資格はあります。
 
「TOEICの問題が苦手」「別の資格を取得したいけど就職に使えるものはあるの?」という人は、参考にしてください。
 
ビジネスや就職活動にはTOEICがおすすめではありますが、これから紹介する資格を利用できる場合もあります。
 
志望する職種によっても異なるので、事前に自分の志望する企業がどの資格を重視しているのかリサーチすることを忘れないようにしましょう。
 

実用英語能力検定

 
実用英語能力検定は、ズバリ英検のことです。TOEICと同じく認知度が非常に高いため、企業の人事の方にも英語力を理解してもらえる可能性が高いです。
 
中学・高校時代から英検を取得してきた人も多いと思います。英検も準1級や1級など高い級であれば評価してもらえるため、取得を考えてみても良いでしょう。
 

IELTS

 
IELTSは、主にイギリス圏留学の際に利用されることの多い英語資格です。
 
イギリスの会社など外資企業や英語の講師、通訳などであればIELTSを利用して英語力をアピールできます。
 
英語学習初心者には少しハードルの高い試験でもあるため、取得を目指す場合には英語スクールに通うなどしっかりと対策を立てましょう。
 

TOEICのスコアを上げて就職活動に役立てよう!

 

 
この記事では、TOEICは就職活動に役立つのかどうか解説をしてきました。
 
TOEICは就職に非常に役立ちます。ハイスコアを取得すればするほど英語力を認めてもらえることができるため、今のスコアに満足することなくコツコツ対策を行いましょう。
 
英語学習は継続すれば必ず結果が出ます。諦めずに学習を続けましょう。
 
「自分だけではもう限界」という人は、英語スクールの手を借りるのも一つの手でしょう。
 

Lisa
ライター

Lisa

「英語は楽しい!」という思いを伝えるために、中学校や高校で英語を教えながらライター活動をしています。純ジャパで国連英検A級、英検1級、TOEIC990点を達成しています。独学でもできる英語学習について発信していければと思います。

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